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青葉ブルー・リーブスのHAKA物語(第二章)

2019/09/24

3月に飲み話から始まったHAKA・大作戦。
令和の大連休が明けた翌週の月曜日、僕らは見事にHAKAを舞い、そのイケている動画はYOUYUBEで話題になりました。
しかしこれがゴールではありませんでした。
次のミッションは、僕らの動画に賛同してくれた人達を集めて100人でHAKAを舞うこと! その名も「みんなのハカ」!
そのために僕たちはまた動き始めました。

地元のコネや人脈を使って夏のお祭りやお祝いでHAKAを舞い、ローカルFMやケーブルテレビに何度も宣伝に出演もしました。

8月末にはなんと、吉本興業のお笑いのイベントにも出演しました!8月末の大さん橋ホールで、吉本軍団は、中川家、東京ダイナマイト、ジャルジャル、ウーマンラッシュアワー、トータルテンボスと、知ってる名前がずらり。
そこでなんとセンターを取り、MCまで引き受けたんですが、まあ、いつもと違う緊張感でした。一応吉本さん仕様のネタを仕込んではあったんですが、お客さんの反応が・・
そりゃ、一流の芸人さんと明らかにレベルの違うネタを振っても寒いだけです。反省。
そんな中、やはり頼りになるのは仲間です。掛け声といつものHAKAの安定感は不動です。
そんな滝修行の様な前振りを経て、いよいよ「みんなのハカ」の日がやってきました。

9月1日、防災の日。
僕は医師会の災害医療担当理事として、緑区防災訓練に参加しました。
長津田の田奈中学校、朝9時集合。区役所と医師会と自治会が協力しての防災訓練です。
前半は参加者の皆さん(300人弱)の前で、発災時の医療救護活動の寸劇です。僕は医師役で出演しました。皆さんへのお話が終わると、緑区役所に場所を移し外部講師(昭和大横浜市北部病院の救急部の部長)の講演を伺いました。
そして終了後、バイクで急ぎ日体大へ!

12時30分の集合時間。僕は遅刻しての到着でした。
集まっていただいた皆さんは80余名。そして日体大の学生さんが10数名。そして我ら青葉ブルーリーブス(ABL)と当日スタッフの方20数名、100名を超える人数が日体大に集合しました。
皆さんのドレスコードは青。オリジナルTシャツも作製・販売しました。
ちなみに我らABLのユニフォームは黒です。
メディアの方の取材も、NHK、TBS、TVK、読売新聞、タウンニュース、ハマレポ、その他沢山の方々においでいただきました。TVクルー、我々のカメラクルー、華やかな雰囲気です。
そして本番。
まずはお借りした体育館に全員集合。初参加の皆さんとHAKAの練習です。生まれて初めてHAKAを見る方も、僕らのあちこちでの演舞やYOUTUBEの動画を見ていた方も、みんなぎこちない笑。そりゃそうだ。下は幼稚園から、上は70代までの大所帯です。元気のいい子供達。沢山の知り合いの方々。地元の絆を感じます。
そしていよいよラグビー場に移動です。
上質な人工芝と、堂々としたゴールポスト。土砂降りの5月の時と違い、夏の終わりの青空がみんなを待っていました。
15~6人ずつでのグランドの上での最終練習の後、「みんなのHAKA」開始!
まずは我々ABLのHAKA・カマテ披露。もうすっかり自分達の形になっています。
そして、遂に100人HAKA!なんと清水建設の現役トップリーグ選手や、NZ留学経験者の方々も一緒に、夏空の下、本物のラグビーグランドの上で勇壮なHAKAを舞ったのでした。
そして次はHAKA合戦。青チームと黒チームに分かれ、グランド上で対峙します。本当のラグビーの試合の様に、相手のHAKAをこちらは肩を組んで見守ります。
こちらが舞うは、オールブラックスにとっても特別なHAKA・カパオパンゴ!(ラグビーW杯のNZの初戦、南アフリカ戦でのHAKAです)

そして睨み合いの後、笑顔で握手とハグが僕らのルール。
最後は子供達のリクエストに答えて再び全員でカマテを踊り、ゴール前で仲良く記念写真。

こうして僕らのマオリの魂を探す旅は終了したのでした。

https://www.youtube.com/watch?v=tLfm4tAC_6I

TVKに特集されました

https://www.youtube.com/watch?v=QsPO45N-fK8&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0bDlqN5aV97QKfvwkuZaDT9Jb2igbj4YLGn0XPSZmJD92rriBkCd3VX1Y

僕らのこの活動はチャリティーとして行われ、皆さんからの参加費とTシャツ販売の利益は全額寄付されました。
寄付先は、神奈川県立こども医療センターと、車いすラグビーチームの横濱義塾さんです。
こども医療センターには僕が直接寄付にうかがい、現総長の町田治郎先生に直接手渡すことが出来ました。町田先生は大学ヨット部の先輩で、この活動をとても喜んでくださいました。
寄付の内容は、入院中の子供たちの遊具と学習用品に充てていただくことにしました。
チーム全員と参加していただいたみなさん、ご協賛いただいた方々の気持ちを預かって、ちょっとタイガーマスクになったようなうれしい気持ちになった日でした。


こども医療センター町田総長へ寄付金贈呈

旅の続きがあるとすれば、開幕中のW杯日本大会のNZ戦に呼ばれることか、そして本場のマオリ魂に呼ばれてNZを訪れることかな。

どなたか、日本ラグビー協会かニュージーランド大使館に太いパイプをお持ちの方、ご連絡くださいね。