悪性腫瘍
喉頭癌や咽頭癌、舌癌など、頭頸部癌と呼ばれる、耳鼻咽喉科領域の癌は、すべての癌の中で頻度は高くありません。
まず、癌などの悪性の病気は、早期の診断がとても重要です。
残念ながら、耳鼻咽喉科領域にかかわらず、何かおかしくて病院にかかっていたのになかなか気がついてもらえずに、診断が遅れてしまい、治療開始のときに大きなハンディを抱えてしまったという話は現在でも数多くあります。
そうした診断の遅れが起きないように、初診の時からきっちりとした検査をしっかり行い、病気の見落しがないような確かな診察が大切です。
そして、すべて癌は、初期治療という、最初の治療が最も重要です。
最初の治療がうまくいかなくて、何とかしたいと思って有名病院に駆け込んでも、現実的にはいい結果にならないことが多いのです。
癌などの重篤な病気では、腫瘍の治療を得意とするがんセンターや大学病院との連携で、早期での効果的な治療をお願いできるよう工夫をしています。