これからも少しずつ
2015/03/10今年も3月11日がやってきます。
4年前のあの日。慌ただしいいつのも昼休みの終わり。僕らの日常にやってきた、ありえない大きな揺れ。TVやインターネットで繰り返された信じられない光景。
それからの出来事は少しずつ過去の出来事になってきていますが、今思うのは、僕や社会が震災の前とは変わったということです。社会にとっては高度成長やバブル崩壊のように、世の中全体の価値基準が少し変わったと思います。
あれから4年。世の中ではいろいろなことが起きました。人の心を動かしたニュースは数多くあり、そして時間と共に鮮明な記憶は薄れます。
ロンドン・ソチのオリンピック、ブラジルW杯サッカー、竹島・尖閣諸島問題、原発再稼働、iPS細胞、STAP細胞、TPP、オウム逃亡犯、佐村河内、スカイツリー、富士山世界遺産、イスラム国の人質殺害。
しかし間違いのない事実なのは、あの震災の後、私たちが傷ついた人たちのために涙を流したこと、心を一つにしてこの国のために祈ったこと。そしてその気持ちは今も続いています。
声高に何かを主張したり、賛同を求めることはありません。11日は静かに亡くなった方々のご冥福を祈り、大切な家族を亡くされた方の心に寄り添いたいと思います。
そしてこれからも少しずつ、小さな何かを積み重ねていきたいと思っています。