風になりたい
2013/06/28大人買い、という言葉があります。
子供のころにかなわなかった夢を、お小遣いに余裕が出来てきた大人になってから叶える。何とも小市民的な達成感というべきか・・。
前回のブログで、ハーレーに乗る話を書きましたが、まあ、そんなものなのかもしれません。
風邪は困りますが、風になりたいという、なんともしょうもないお話です。
今年の1月からハーレー・ダビットソンという大型バイクに乗っています。実はバイクの免許を取ったのは2年前の秋でした。東日本大震災の後、被災地の復興の手伝いをしながら、もし関東に大きな地震が起きた時に医師として医療活動する上で、機動力のあるバイクは必需品であると思いました。教習所に通い自動2輪免許を取り、教官に乗せられ大型免許も取得しました。「名古屋さん、今大型免許取らなければ、一生取るチャンスはないよ」…私はこういう口説き文句に弱いのです。
若い頃、私は全くバイクに興味はありませんでした。昭和のあの頃、バイクと言えば暴走族のイメージでした。ブンブンとやかましく走り回る連中が私は大嫌いでした。集団にならないと何もできない。大きな機械に頼らないと何もできない。そういう連中は今でも大嫌いです。
しかし実際にバイクに乗ってみると、これが素晴らしい発明品であることに気がつきました。街の中のコミューターとして、郊外のバイパスを走る乗り物として、こんなに便利で快適な道具はありません。車よりも電車よりも確実に早く、圧倒的に移動費が安い。そして何より乗っていてむちゃむちゃ楽しいのです。この年で恥ずかしいんですが、風になっちゃいます。自由になっちゃいます(笑)
僕は今、2台のバイクを所有しています。1台がハーレー・ダビットソン、もう1台がホンダ・フォルツァというビッグ・スクーターです。
毎日の通勤に使っているフォルツァが、ここで書ききれないほど優秀です。当初の目的である災害医療の道具としても、100パーセント完結しています。運転が楽で、馬力があって、小回りがきいて、燃費が良くて、荷物がたくさん載る。後ろに人を乗せて運べます。寝たきりの病人というわけにはいきませんが。もう少し小ぶりのバイクや、原付とかでもかなり役に立ちますが、フォルツァの方が格好もよろしい(笑)
そしてハーレーです。ダイナ・ローライダーという定番バイクで、初心者の僕のイメージ通りのバイクです。ホンダのオートマのスクーターよりもかなり手のかかるジャジャ馬ですが、その操縦には心が踊ります。何よりその存在にはカルチャーがあり、スピリッツがあります。
そんなじゃじゃ馬に乗って、天気の良い日曜日、世界が認めてくれた我らが富士山を拝みに行く。これを幸せと言わずして何とする(笑)
さて、これからも安全運転で富士山にパワーをもらっていきましょう!