永遠の18歳
2009/12石川遼君が、日本ゴルフツアーの賞金王に輝き、日本中を興奮させてから2日がたちました。
その遼君へ、リスペクトを込めてコメントを書きます。
彼の素晴らしさは、ゴルフの技術もさることながら、成熟したメンタリティであることに異論がある
人はいないでしょう。
インタビューでの受け答えを見ると、本当に彼が18歳になったばかりなのか信じられなくなります。
彼よりも相当年上の自分が一つわかることは、この青年がゴルフという一つの目標に向かって、まったく一直線に精進しているということです。その姿に自分の中のヒーロー像を重ねたり、理想の
こどもの姿として感情移入して応援するする人は多いのではないでしょうか。
私は、彼を取り巻く熱狂の波を見ると、ある人物を思い出します。
その人の名前は、2代目貴乃花。
若くしてマスコミの注目を浴びながら、一つの目標に向かってわき目も振らず突き進み、至高の極みにたどり着いた、アスリートで勝負師。そして、その一途な言動のゆえに多くの人々に違和感を与えたことも、また私達の記憶に残っています。手のひらを返したようなマスコミの対応も。
ぶれない。
最近、世間でさかんに使われるポジティブ・ワードです。
迷いなく、自分の目標にのみ向かって突き進む、そして結果を出す。
18歳でそれをやり遂げるとことのできる、遼君はなんと素晴らしいのでしょう。
しかし、親や世間が子供達に同じことを求めるのなら、それは間違いです。
思い出しましょう、18歳の頃を。
迷って遠回りしてたどり着く高みは、世界一の頂ではないかもしれません。
しかし、世界一幸せな場所はきっと見つかるはずです。
そしてその場所から、精一杯の大声で祝福しましょう。
遼君、本当におめでとう!と。