ナゴブロ【インターステラ―と相対性理論】

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[掲載日:2017/11/29]

インターステラ―と相対性理論

ご近所のローカルラジオ・FMサルースで月1回の出演、映画解説を始めてそろそろ2年になります。
11月のラジオでお話ししたのは、クリストファー・ノーラン監督の「インターステラ―」。2014年のSF大作です。実はこの映画を選んだのは、東京工業大学の山崎詩郎先生の「相対性理論」の講演を聞いて面白いと思い、内容をアレンジして少しいただきました。
出発は夏に北海道の旭川郊外で見た満天の天の川。宇宙を強く感じました。そんな話です。

元々映画好きでそれなりの本数の映画を見てきましたが、ネタ切れが少し心配笑。最初の頃、長丁場のペースを考えずに、1回の放送で何本も好きな映画の話をしすぎました。普段映画を見るのは月5−6本かな。映画館2回、レンタル3‐4本くらいです。そりゃ、ネタが無尽蔵ではありません。だから、いろいろな機会で出た映画の話をいただくこともあります。山崎先生ありがとうございます。

近未来、滅亡の危機に瀕した地球。何者かのメッセージで秘密基地にたどり着く元宇宙飛行士。
そこで土星のそばに現れた謎の「ワームホール」を通して、人類が移住可能な惑星を探しに行く。その前に立ちふさがる巨大ブラックホール・ガルガンチュア。時空のゆがみの中で探査隊は苦闘し、たどり着いた5次元空間から起こした奇跡とは! という宣伝を考えました。
見どころは、@物語の壮大さ、A画面の美しさ、B現代物理を研究したリアリティーの追及、です。

ニュースでご存知の方も多いと思いますが、この映画の監修をしたのはカリフォルニア工科大学のキップ・ソーン教授です。彼は重力波の研究で、今年2017年のノーベル物理学賞を共同受賞しました。監修のお墨付きにノーベル賞学者がいる映画ですよ!
ちなみに、ロバート・ゼメキス監督の「コンタクト」(1997年)の原作はカール・セーガンでしたが、セーガン教授は96年に62歳の若さで白血病で亡くなっており、ノーベル賞者ではありません。

さて、僕は普段SNSを利用しているんですが、映画の解説の前に「今週この映画の話をします」と書き込みます。今回、酔った勢いで「11月25日にラジオで『インターステラ―』と相対性理論の話をします!」と書き込んでしまいました。
すると100以上の「いいね」の反応をいただきました。ありがたや、ありがたや〜。

さて我に返ると、「相対性理論」?どの口が言うんだ?、高校の物理の成績を忘れたのか!と靴が飛んできそうです。ごもっとも。その通りでございます。
しかし、実は私は高校時代に「相対性理論」に興味がありました。この超難しそうな理屈を理解してクラスの秀才君たちの鼻を明かしてやりたい。友達の中で利口ぶりたい。女の子との会話で相対性理論を語ったらちょっとモテるんじゃないか。まあ、そんな理由ですが。
35年前、相対性理論を勉強するのは大変でした。ひも解くのは難しい物理の教科書か、いいところ岩波新書なんですが、何を読んでも全然わからない。つまらない。眠い。吐き気が。
当時は多分メガネ七三な大学の物理学科講師が、つまらない文章で書く著作しかなかったのです。それもわかりにくい図表が10ページに1つ。オタクという言葉もない頃です。
勉強が出来ないのを人のせいにしてはいけませんね。

しかし今回、調べたらものすごいことになっていました。
今、ネットで「相対性理論」で検索すると、わかりやすい文章や動画がどんどん出てきます。世の中頭のいい人が増えたなー、読みやすい文章を書く人が増えたなー、と感心します。
特にすごいのがYOUTUBEです。まず、相対性理論の優秀なTV番組がたくさんつくれられています。NHKスペシャルとか、ETVとか、ナショナルジオグラフィックとか。見て楽しく勉強できる。もちろん超入門編でしょう。・・このレベルでよかったんだ、僕があの頃どや顔で話したかったのは!

アインシュタインが作り上げた相対性理論は、光速を基軸とした物体の運動である「特殊相対性理論」と、それに重力を取り込み時空のゆがみを説明した「一般相対性理論」から成り立ちます。超有名なE=mc2や、究極の数式・アインシュタイン方程式が記されています。

さて、ラジオです。メインMCの佐々木優太君の軽快なおしゃべりを相手に、にわか物理マニアが鼻を膨らませて、宇宙の神髄を語る。・・・やばいです。ちょっと理系オタクが入ると人間は周りが見えなくなる。冷ややかなスタジオの空気。世の中で、求められていない感。
「つまらない」
突然その事実に気が付いてしまった時、あなたもきっとうろたえながらネタを探すでしょう。
スタートレックとインターステラ―のワープ航法の理屈の違いとリアリズム。宇宙戦艦ヤマトの主題歌のささきいさおさんは高校の先輩、なんて話で挽回は出来ません涙。

僕が一番話したかったのは、何かで他の事象を表現するのはとても難しいということです。
音楽で「愛」を表現する至高のラブソング。彫刻で「信仰心」を表現する仏像やマリア像。絵画で「感動」や「怒り」を表現するあまたの芸術作品。踊りで「永遠」を表現するバレエのボレロ。言葉で「男の気持ち」を表現するプロポーズ。ちょっと違うかな。
その究極が「宇宙の神秘」を数式で表現する物理学者の解答なのではと思います。

宇宙を創ったものは「神」だと聞きました。宇宙を説明する数式があるのなら、その数式こそ「神」だということになります。
アインシュタイン方程式は神なのか。
「神」とは「愛」であり、「許し」であり、「癒し」であるはずです。その心のあやを説明できる数式があれば・・・、しかしやはり神にはならない。それは例えば「愛」には何万通りの形があり、一つの答えはない。だから世界は面白いのです。
究極の解答を求めて、僕はまた振り出しに戻ってしまいました。
そしてまた、答えを求める旅は続きます。


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