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レーザー治療、睡眠時無呼吸症候群

blog ナゴブロ 院長ブログ

さんま収穫祭

2013/09

9月21日から23日までの連休で、宮城と福島をバイクで走ってきました。
ハーレーでの初めての遠乗りです。相棒は、僕のクリニックで補聴器の調整をお願いしているF君。
学生時代にホンダCB400で群馬の峠を攻めていたF君は、11年前のお嬢さん誕生とともにバイクを手放し、奥さんを心配から解放してあげた愛すべき父親です。
しかし、僕が職場でちょろちょろバイクの話をするので、ご挨拶として「今度バイクで出かけませんか?」と誘ってくれました。もちろんご挨拶とわかっていましたが、そこは男子高出身の図々しさで「じゃあ、
遠乗りで温泉に行こう!」と、話をどんどん大きくしていきます。

さて、9月22日に宮城県女川町で「さんま収穫祭」が行われました。私は昨年からの夏の中学生の職業支援キャンプの縁で女川町とお付き合いがあります。そのキャンプでお世話になっている横浜市南部市場と「愛と勇気とさんま委員会」の関係で、収穫祭の当日無料でふるまわれたさんまの炭焼き係への参加を誘われました。これだ!この手のイベントが大好きな私は、何も知らないF君を「ちょっと北の方の温泉に行こう。温泉の前に魚を料理して食べよう」くらいの話で誘い出したのでした。

さて21日の土曜日、診療が終わりクリニックを閉めた私は、さっそうとハーレーにまたがり出発です。長津田を2時30分。470kmの道のりを走り出した私は、まだまだバイク初心者だったのです。普段車に乗っている人間にしてみれば、時速100kmで5時間弱かな~、なんてのんきに考えていましたが、実際の到着は夜10時!7時間30分もかかってしまいました。こまめな給油、1時間おきの休息、時速100km超の高速巡航の負担、夕食タイムリミットのための夕食、バイク旅は結構大変です。そして日が落ちた後の走行中の寒いこと!何とか石巻郊外のホテルにたどり着き、ようやくビールで乾杯し、爆睡でした。

2日目、朝7時に女川運動公園集合、いよいよさんま収穫祭、さんま炭火焼スタートです。この日集まったさんま焼きボランティアはなんと160人!さんま収穫祭の人出は2万人!無料提供さんまはなんと4000匹!朝9時から提供開始でしたが、焼いて焼いて焼きまくりました。
皆さんは、炭焼きのおいしいさんまの焼き方を知ってます?僕は完璧にマスターしました(笑)。
網に乗せたさんまを片面6-8分、我慢して焼きます。焼き具合が気になってもいじっちゃダメ!目が白くなって、腹びれと背びれがきつね色になったら、いよいよ反転!背中側を優しく持ち上げて、網に張り付いていた皮を破かないように反転させます。トングでいくより、軍手でいく方がいいみたい。そして反対側を4-5分。炭火の強さで時間は変わってきます。これで秋の味覚の王様の完成!焼立てのとれたて女川さんまを大根おろしとカボス醤油でいただく、夢のような贅沢です。
大網にさんまを8匹、その大網を2網担当し、16匹を一気に焼きます。1ラウンド12分、1時間で5回転ってところでしょうか。担当は1セット1時間30分。2セット3時間で200匹のさんまを焼きまくった僕は、煙で視力は半減、髪は白髪、体中の臭いがすごいことになりました。

さて、今回女川に来たのにはもう一つ理由がありました。夏のサマーキャンプに参加した子供たちとの再会を果たすためです。震災後、友人たちと女川の中学生の教育支援でサマーキャンプをしているのですが、今年は8人の参加がありました。その素晴らしい子供たちは、全員でお祭りの会場に僕を訪ねてきてくれました。うれしかったー。お母さんやご家族を連れてきてくれた子もいて、ちょっとうるっとしてしまいました。かっこわる!(笑)
その後、福島に行く約束があったので収穫祭の最後の出し物、女川中生徒による「さんまでサンバ」を生で見れなかったけど、友達にカメラを預けてばっちり録画してもらったからね!擦り切れるくらい見たぞ!
最終日は福島の温泉を4つ堪能し、東北道の渋滞もバイクで上手にかわしながら、初心者ハーレー2人旅は終了しました。走行距離は1100km!
暖かくなったらあの笑顔にまた会いに行くぞ!