ナゴブロ 【リビア顛末記・1】

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[掲載日:2011/11]

リビア顛末記・1

1990年。3月末に長いバックパッカー旅行から帰国した僕は、次の旅行の計画を練っていました。目指すは、偉大なる暗黒大陸・アフリカ。

昔話なので、記憶違いのところもあるかもしれませんが、お読みください。

僕は、ヨーロッパで知り合った(ちょっと得体の知れない)旅行の達人に相談すると、「そりゃ〜、アフリカ横断と縦断の2つの作戦があるけど、縦断はきついぞ。一年かかるぞ。それとマラリア3回。初心者は横断にしとけ。こっちならサハラを渡れるぞ」素晴らしいお答えです。
ピカピカの初心者の僕は、サハラ砂漠横断という言葉にシビれ、当然横断に決定!
... 次に期間の目安を尋ねると、「ま〜、3か月かな」との事。大学の2か月の夏休みを旅行期間に考えていた僕ですが、いつもの「何とかなるやろ」のゆるい気持ちで準備を始めました。

さて、「地球の歩き方」のモデルとなった、「on the shoestring」というガイドブックを買い込んでみると、どうもリビアがやばいらしい。そりゃ、北朝鮮とリビアが近寄っちゃいけない2Topと言う意識はありました。しかし僕の脳はすでにサハラ横断で痺れてしまっています。
崩壊し始めたとはいえ、鉄のカーテンの向こうで、ポーランド・クラコフからアウシュビッツまでのタクシーを10ドルに値切ったり、東ドイツのアウトバーンをヒッチハイクしたこの僕に行けない所なんてあるはずがない!と、お花畑状態です。

しかし本をよく読むと、「リビアのエジプト側とチュニジア側の国境は閉鎖されている」などという困ったことが書いてあり、「ビザは取ってから行けよ」とはありますが、「ヨーロッパでは西ドイツ・ボンの大使館で取れる(他では取れないんかい!)」とか、この国はヤバイから止めときなオーラで満ちていました。

次にアフリカ専門の旅行代理店を訪れ、「初心者向けのサハラ砂漠横断プランありますか?」と、白痴の様な質問をすると、「そうだね〜、バスかラクダだね。この前の人はリヤカー引っ張って歩いてたな〜」 何とも人を食った返事です。オイオイ、いたいけな若者をからかっちゃいかんだろ、と思っていたが、これが本当の事(!)でした。

その旅行社で、「リビアのビザを取るには、パスポートに“アラビア語併記”が必要で、普通の人じゃ無理」と言われました。ちなみに“アラビア語併記”とは、アメリカと敵対しているリビアでは英語は無視なので、パスポートに名前・住所・パスポート番号等をアラビア語で書き込まなければならない。何しろ数字までアラビア語(日本の漢数字のようなもの)で書かなければならないので、そりゃ、無理だろ?と、納得の説明。

しかしここで説得されるわけには行かないので、まず、リビア公使館を電話帳で探して突撃です。
驚いたことに、代官山の豪邸街の中のひときわ目立つお屋敷がリビア公使館でした。
受け付けの日本人のおばさんに、ビザを取りに来た旨を話すと、パスポートにスタンプをもらいました。これがうわさのアラビア語併記!箇条書きの項目のスタンプで、その横に手書きのアラビア語で必要項目を書き込むのです。
そこからがさあ大変。今なら街の怪しげなイラン人の兄ちゃんに頼んで書いてもらうんだろうけど、いたいけな僕はアラビア語書きなんて、学者か通訳しかいないと思ってました。そこで、東京外語大、慶応、早稲田、ICU、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、NHK、いろいろなところに電話をして、端から断られてしまいました。

泣きそうになりながらリビア公使館に再び電話をすると、あのおばさんが何と、「あなたの話をしたら、うちの公使が書いてくれると言っているので早くいらっしゃい」との事。
信じられない気持ちで公使館に行くと、奥のゴージャスな部屋に通され、目つきの鋭いアラブ人が「お前はリビアに何をしに行くのだ?」と聞きます。「僕はサハラ砂漠に真理を探しに行きます。だから多分、リビアを通ることになります」、と答えると、「そうか、それはとてもいい考えだ」、と嬉しそうに言い、手書きのアラビア語併記を完成させてくれました。
狐につままれたような顔の僕に、彼は自分の名詞を出し、何か短い文章をアラビア語で書き込み「トリポリに行きなさい。そこの警察署(?)でこれを見せれば、きっと良くしてくれる」と渡しました。なんじゃこりゃ!スパイ映画の様なシーンじゃないか!

スパイ映画のようなシーンはまだ続き、次の日、大学で僕を待っていたのはグレーのスーツの2人組でした。彼らが渡してきた名刺には、「警視庁公安部」という肩書きがありました。

第2部へ続く

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